葉月さんの書評 2026/04/30 1いいね!
国内の図書館が持つ多様な姿に触れることができました。地域に根ざした小さな図書館から、独自の企画や建築を生かした施設まで、それぞれが異なる魅力を持ち、図書館という場の奥深さを改めて感じました。写真やレイアウトの美しさが際立ち、美術書として眺めるだけでも楽しめる一冊だと思います。図書館を“使う”だけでなく“見る・味わう”という新しい視点を与えてくれる内容でした。 随想を読んでいると、著者が図書館という場所に寄せている思いが伝わってくるようでした。単に本を提供するだけではなく、訪れた人が自分で情報を選び取る力を育み、よりよく生きるための道を照らす存在として図書館を描いている点が印象的でした。また、地域の図書館が持つ郷土資料の魅力にも目が向けられています。思いがけない資料との出会いが、その土地の歴史や文化への理解を広げ、利用者の世界を押し広げてくれるのですね。図書館が持つ温かさや奥行きを、改めて感じさせてくれる内容でした。
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